看護師は人との関わりが圧倒的に多く、円滑に接するためには信頼関係や好印象を抱いてもらうことが必要である。そのためには第一印象が最も重要だ。なぜなら、初対面での印象が悪いと、信頼関係がうまく築けず、その後の看護ケアをスムーズに進めることが出来なくなるのである。
第一印象をよく見せるために必要なことは、いくつかあるのだ。その中でも簡単に実践できるものは、口角を上げるということを意識して対応することである。人間は口角を上げるだけで、二倍も三倍も明るいイメージになるのだ。看護師の仕事の中で、患者の対応やクレームの対応などイライラしてしまうこともある。しかし、そんな時も口角を上げて対応することで、不思議と声や話し方が柔らかくなり、相手に不快感を与えずに済むだろう。
人間は第一印象を7秒で決めるという研究結果がある。視覚、聴覚、話の内容で相手の印象を判断するのだが、その中でも一番記憶として強く残り、印象を判断する要因となるのが視覚であり、見た目が印象の左右するのだ。そのため笑顔だけではなく、元気に明るく見える歩き方も大切だといえる。背中が丸まり姿勢が悪く、足を引きずるような歩き方や足音がペタペタと大きな音が出る歩き方は、患者に悪いイメージを与える原因となるのだ。明るく元気よく歩こうと意識すると、背筋が伸び足をしっかりと上げて歩くことで足音や歩き方の見た目が改善されるのである。
また、元気に明るく歩いていると、自らのモチベーションも上がるためおすすめだ。
紹介した方法以外にも看護師に重要な第一印象を好印象にする方法はあるので色んな方法を知り実践していって欲しい。